2016年5月9日

【尾下義男】危機管理アドバイザー『防災レポート』


防災教育から減災教育へ

現在の防災教育は体験型へシフトしながら、
効果的に防災を学ぶ場へと努力されてきました。

災害時に被害を最小限に止める減災教育は、
従来型の防災教育に組み込むことによって、
被災地支援と地域防災の双方がつながる可能性が生まれます。

被災地に関わった個々人が得る強い利他や貢献の行動と感情を
地域に還元出来れば、地域防災の取り組みが質的に向上します。
現実の災害とは切り離されて行事化していた防災教育や防災活動が、
具体的な被災地に的を絞って、そこと我が地域を重ねてイメージすることで、
救命や避難の仕組み、他地域を支援する行動から地域防災の課題も見えてきます。

災害教育は単に現場での防災教育(被害の最小化を学ぶ)ではありません。
災害に関わる個人の内的な成長(思いやりの心)や心精神力の向上を
もたらすものです。

防災教育から減災教育へと歩を進めることで得られる効果は、
被災地に訪れる人々に対して、被災地の現場や景色ではなく、
生活の場であったことをしっかりと伝えていくことが重要です。

被災された人々の声を直接、聞ける機会を持つことで、
訪問者の心には確実な変化が訪れます。
このことは、「防災学」という一つの学問と言ってもよいテーマなのだと思います。

一つの市町村や都道府県を一人の人間に例えると
頭脳 → 行政(国・県・市町村)
細胞 → 一人ひとりの人間
血管 → 水道やガス
神経 → 電気
心臓 → 水道局、ガス会社等
腎臓 → 浄水場
皮膚 → 土地
脂肪 → 建物
善玉菌 → 防災ボランティア等
免疫細胞 → 自衛隊、消防、警察、病院
などなど。

防災に関わる人間は、時に頭脳の一部になったり、
時に免疫細胞となって現場で戦ったり、
と非常に重要な位置づけにいると思います。
ただし、これらは教育実働訓練が必要です。
防災・減災の為の人づくりとは、そういうことなのだと断言できます。

熊本地震の被災者の皆様方が一日も早い日常生活に戻れますようお祈り申し上げます。


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尾下 義男 先生(オシタ ヨシオ)
危機管理アドバイザー・防災士
精神対話士・生涯学習インストラクター



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