2022年6月10日

人権への取り組みで心がけること【こころ元気研究所 所長 鎌田敏 氏】

今回は、こころ元気研究所 所長 鎌田 敏氏が、人権講演の際にお話しされる
より良い人間関係づくりにおいて大切なポイントを記事にまとめていただきました。
どうぞご一読下さい。
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人権を守ることと同じくらい大切なこと・・・
それは周りにいる人たちが少しでも笑顔になるために自分(自分たち)が出来ることをやることだ、と人権講演ではいつもお話しています。
そして自分は何が出来るだろう、目の前にいる人の笑顔のために何を大切にしていこうかと考えていただきます。

私たちは知らないうちに人の心を傷つけてしまう言葉を発していることがあります(もちろん、意図的に発している場合もあるでしょう)。
その言葉は、相手の心にずっと残っている場合もあります。
一方で、私たちは人の心に温もりを与えたり、励ます言葉を発していることもあります。
この言葉もまた相手の心にずっと残っている場合があります。
相手に温もりや励ましを与える言葉を道元禅師は「愛語(あいご)」として私たちにその大切さを教えてくれています。

「愛語よく廻天(かいてん)の力あり」と。

これは「相手を想う優しさや勇気付けの言葉(愛語)は、相手の人生を大きく変えるくらいの力を持つことがある」という意味です。
一方で、相手を傷つける言葉もまた、その相手の人生を大きく変えてしまうかもしれません。
傷語(私の造語です)を減らし、愛語を増やしていくことは、相手の笑顔のために大切なことですね。
子供たちは「あったか言葉」と「チクチク言葉」として、相手の笑顔を大切にすることを学んでいます。
働く人たちはハラスメント学習を通して、相手の笑顔のために何が大切なのかを再確認しています。

そこで大切なのが「気がきく力」です。
気がきく人とは「相手の気持ちを察する人」「相手の立場に立てる人」です。
気がきく力が低いと無自覚に相手を深く傷つけていることがあるかもしれません(うっかりパワハラという言葉もあります)。

気がきく力を育むためには、自分から挨拶をする、ありがとうを素直に伝える、困っている仲間がいたら声をかけるという
「挨拶」「感謝」「協力姿勢」を大切にしましょう。
「気配り」「目配り」「心配り」「空気を読む」という他者への配慮、全体への配慮を大切にしましょう。
気がきく人たちの集まりにおいて職場の輪、家族の輪が乱れることはありませんね。

人の心は空気感染します。家庭の空気、職場の空気など。温もりある、笑顔になれる空気をつくっていきたいですね。
ひとりひとりの「あったか言葉」の積み重ねが温もりある空気をつくります。

家庭、職場、地域に「笑顔の輪」を咲かせましょう!

◆こころ元気研究所 所長 鎌田 敏(かまた びん)氏
「元気を分かち合う」べく、「楽しく、わかりやすく、ためになる!」をモットーに、
90分も“アッ”という間の元気講演をお届けしています。
産業カウンセラー、心理相談員、認定コーチなどの資格をもち、日本産業カウンセラー協会正会員でもあります。
講演スタイルはみんなが笑顔になる参加型講演!
また講演だけでなく研修講師・組織活性化ファシリテーターとして明るく元気な職場づくりを応援するために、
組織活性化、コミュニケーション、メンタルヘルス、リーダー研修などにも力を入れています。
主な著書に「ストレスの9割はコントロールできる」「幸せな働き方」「こころ元気に生きる」などがあります。

(鎌田敏講師への講演依頼はこちらhttps://www.koushi-select.com/list/1396499306-305920/


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