Campana Maurizio

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Campana Maurizio (かんぱな まうりつぃお/カンパナ マウリツィオ)

阪南大学講師
さんぽう株式会社専属講師

講師カテゴリー

  • 政治・経済
  • 政治
  • 経済
  • 国際情勢
  • 人権・福祉・介護
  • 平和・国際・異文化
  • 学校教育・PTA・育児
  • 学生向け
  • スポーツ
  • オリンピック・パラリンピック
  • 歴史・文化・科学
  • 歴史

出身地・ゆかりの地

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プロフィール

イタリアのミラノ出身、来日22年目
昔から日本に興味を持ち(イタリアに於ける日本アニメヲタクファスト世代)、23歳の時に来日。日本語能力試験1級を獲得した後、関西大学に入学し、博士課程の取得まで在籍(博士論文のテーマは新井白石の外国人との出会いとその海外研究)。 博士課程を取得した後、阪南大学と関西大学では講師として様々な科目を担当。日本の人間と文化について考える(関西大学)、日本史、文化開発論、世界遺産論、世界遺産、ヨーロッパの世界遺産(阪南大学)。

講演テーマ

【万国博覧会から説く世界の移り変わりー時代遅れの大イベント?2015年ミラノ万 博の大成功の秘訣は?ー】

万博という大イベントを追うと、その時代のトレンドや人類が抱えてきた課題等が手に取るほどよく分かる。万博の歴史を楽しく振り返りながらネット社会の今に於ける万博のあり方を考える。21世紀に於いては成功した万博のモデルケースとなった2015年のミラノ万博にスポットライトを当て、来たるべく2025年大阪万博を考える。(2015年のミラノ万博は実家から20キロ弱の距離で開催された事もあって、「舞台の裏」まで徹底した集材を行った)

【日本アニメの独自性と海外進出の理由ーテレビアニメが産まれた文化的背景や、南西 ヨーロッパの事情についてー】

「クールジャパン」こそは日本文化外交の「伐り込み隊長」として位置付けられ、「ヲタク」は市民権を得た21世紀の日本だが、この現象の火付け役になったものは何だろう?講義に於いては「クールジャパン」の出発点となった日本アニメシリーズ誕生の背景と海外普及の経緯を分析する。なお、アニメの海外進出について、早い時期からこれらのコンテンツが最も大量に輸入された南西ヨーロッパの(とりわけ母国のイタリア)を念頭に論じながら講義を進める。

【新井白石とシドティ(シドッティ) ー異文化を超えた心の交流ー】

新井白石の海外研究の中で、イタリア人宣教師Sidoti(シドティ)との奇会が極めて大きな意義を持っている。この偉人同士の出会いは西洋学や言語学に対する考えをドラマティックに推進することに大いに貢献した。白石にとってシドティは、世界状勢に対する認識を深めるのに貴重な情報源だったのみならず、生涯で心を通わした数少ない人間でもあった。それぞれ朱子学とキリスト教という、相容れない異質な思想に立ちながら、お互いの才能を認め合い、確かな信頼関係を結んだ2人の物語には感動すら覚える。この講義に於いてはシドティ来日の道のりとこの二人の偉人が繰り広げた知的駆け引きに関して説明する。

【徳川家康、伊達政宗と「江戸時代版」TPP ー「鎖国」だと言われている江戸時代に環 太平洋貿易圏の構想があった?!-】

この10年、誰しもが「TPP」(Trans-PacificPartnership、環太平洋戦略的経済連携協定)というキーワードを耳にした事があるだろう。実を言うと400年前の江戸初期於いても太平洋を挟んだ貿易圏の確立を目指した動きがあった。当時スペインの植民地だったメキシコ(ノヲヴァ・エスパにア)との貿易圏確立を目指していた徳川家康と伊達政宗の意図はどこにあり、何故最終的に頓挫したのか。スペイン側と日本側の事情を紹介しながら「江戸時代版TPP」の実像に迫る。

【「平和の祭典」オリンピックの起源とその意義を古代ギリシアから学ぼう。近代オリンピックの問題点が見えてきます】

平和への願いから生まれ(古代ギリシアに於いて「聖なる休戦」は破られた事がない)平等という価値を大切にする事で1200年も開催され続けた古代オリンピック。ピエール・ド・クーベルタンの尽力によって1500年後に復活を果たすが。しかし「平和の祭典」という高い理想と裏腹に「政治理由」「国威発揚」という負の側面を露呈してきた近代五輪。古代五輪の原点に立ち返りながら21世紀に於けるオリンピックのあるべき姿を一緒に考えましょう。

実績

『万国博覧会から説く世界の移り変わり』
(明石国際交流協会、PiJam(異業種交流会)、関西大学後援会、古典・歴史サークル「風」)
『新井白石とシドッティ』
(関西大学史学・地理学大会、古典・歴史サークル「風」)
『新井白石、朝鮮通信応接儀礼の改変と日本国王号問題について』(関西大学史学・地理学大会)
『西洋紀聞』-シドッティとの奇会によって飛躍した新井白石の洋学とその性格
(Europian Association of Japanese ResourceSpecialist)ジェノヴァ(イタリア)

講演の特徴

分かり易い講義を行うために、ビジュアル的教材を使用しながら(主にパワーポイント)講演会を進めるスタイルになります。特に万博やアニメ等をテーマにした講義に於いて、ビジュアル的な教材は必要不可欠だと思います。日本と海外の文化的交流に重点を置きながら講義を進めている事が特徴です。

著書

「西洋紀聞 : シドッティとの奇会によって飛躍した新井白石の洋学とその性格」『史泉』2008
「日本アニメの独自性と海外進出の理由―テレビアニメが産まれた文化的背景や,南西ヨーロッパの事情について―」『阪南論集』2019
「若き新井白石とその人物像~血気盛んな若者?ストイックな武士至上主義者?詩の達人?~」『阪南論集』2019
「新型コロナウイルスの第一波に飲み込まれた北イタリア──アウトブレイクの要因と社会的な影響」『阪南論集』2021

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