冨山 芳幸

アルドセイフティ株式会社CTO
気象予報士
防災士
米国気象学会会員
講師カテゴリー
- 環境・防災・防犯
- 防災
出身地・ゆかりの地
三重県
プロフィール
気象情報会社で予報を開発する仕事をしていました。予報は大事ですが、予報が進歩しても社会が安全になるとは限らないことがわかりました。わかったときには還暦でした。
いま、古希を前にして、心残りがあります。ひとりひとりの安全と幸福という視点から、科学の成果のうち、何をどういうふうに利用できるのか?それをお伝えすることです。
講演テーマ
【まだ間に合う、だが時間はない! 気候危機について知る】
気候変動とか気候危機ということが言われています。異常気象は気候変動のせいだ、と言われています。不正確な話もあります。どこまでが本当で、地球の危機はどこまで切迫した問題なのか。地球を救うためにわたしたちはなにを、いつまでにしなければならないのか。最新の情報をもとに、気候変動の真実をお話しします。
【避難確保計画の死角:熊本千寿園の教訓に学ぶ】
病院、老人施設、学校、などには避難確保計画が用意されているはずです。しかし、2020年7月の九州豪雨では、その不十分さが浮かび上がってきました。作成過程から考えてありうることです。熊本県の特別養護老人ホーム・千寿園の教訓を織り込みながら避難確保計画の死角を明らかにします。より確かな安全のために再検討を要する点と改善の方法についてお話しします。
【気候変動によって変化するビジネス環境:リスクとチャンス】
気候変動のなか、まったなしで変化を迫られているビジネスがあります。たとえば保険業界です。米国の保険業界は頻発する山火事による損害をカバーしきれなくなっています。気候変動によるビジネス環境の変化はビジネスチャンスになる場合もあります。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の取り組みはリスクとチャンスの評価から始まります。気候変動によってどんな変化が考えられるのか、わかりやすくお話しします。
【増える自然災害、避けられる被害と犠牲】
被害は自然現象と人間社会とのかかわりのなかで起こります。台風が来ても被害を避けることができる場合があります。予報ができない、当たらないということも言われます。それでも自分の身を守ることができる場合があります。実は、自然災害による被害や犠牲のかなりの部分は、避けることのできるものです。どうすれば避けられるのか、事例をもとにお話しします。
実績
建設省第5港湾建設局(現在の国土交通省中部地方整備局)主催の伊勢湾台風40周年記念講演会で講演(1999年)。
東京海上日動火災主催のビジネス講演会で、「気候変動とビジネスの将来」について講演(2002年)。
そのほか、ビジネス向け講演として、「気象情報のエネルギー・マネジメントへの応用」(2014年)など。
講演の特徴
1)聞いていただく方々のニーズに対応して内容を組み換えてお話しします。
2)講演ごとに、最新の資料に基づいてお話します。
著書
関東地方の降雪にかかわる気温急降下:1999年2月11日の事例分析,日本気象学会誌(2001年)
気象予報の改善とその経済価値,『ITUジャーナル』(2002年)
気温の確率予報を用いたリスクマネジメント,日本気象学会誌(2003年)
予報の不確実性を知って利益を改善する:太陽光発電事業での可能性,日本気象学会誌(2017年)
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